効率的に学習するテクニック

睡眠学習の暗記の効果がすごい 睡眠時間を利用した勉強法を教えよう

 

睡眠学習という魅力的な言葉がありますが、暗記が寝ている間にできるとしたら夢のような話ですよね。ドラえもんの秘密道具には暗記パンがありますが、睡眠中に勉強ができる秘密道具があったら使ってみたいものです。

ところで、日本では昭和50年代後半から60年代前半にかけて、「睡眠学習器」というのが売られていたとのこと。

 

この睡眠学習器は、枕の裏にカセットテープをセットし、寝る直前に数十分そのテープ聞くだけで潜在意識に寝る直前の情報がインプットされ、寝ている間に暗記ができる、というものだったそうです。

暗記は時間がかかるものだと思われがちですが、暗記のコツをつかんでしまえば暗記以外の勉強に時間を使うことができるため、暗記の技術を身につけておいて損はありません。

 

睡眠学習によって暗記ができるのであれば、寝ている時間を有効活用して、勉強時間を確保していくのが効率的な時間の使い方ですよね?

今回の記事では、睡眠のメカニズムを利用した、睡眠学習による暗記方法についてご紹介していきます。

睡眠学習で暗記ができる理由

 

結論から言ってしまうと、睡眠学習で暗記ができるのは、

脳は眠りについた最初の90分が暗記しやすい状態にあるから。

 

なぜ眠りについた最初の90分が暗記がしやすいかについては、睡眠のメカニズムを知ることで理解できるでしょう。

 

睡眠学習による暗記は睡眠のメカニズムを利用していた

 

睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠という2種類の睡眠があり、人間はこのレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して睡眠をとっています。

簡単に説明すると、レム睡眠とは眠りの浅い睡眠で、体を休めるための睡眠であるのに対し、ノンレム睡眠は眠りが深い睡眠で脳を休める睡眠のこと。

 

このレム睡眠とノンレム睡眠は、90分単位で入れ替わり、一晩に4~5回この睡眠が繰り返されています。

また、人間の脳は睡眠中に記憶した情報の整理と定着を行っているため、睡眠のメカニズムを理解しておくことが、睡眠学習で効率よく暗記していくための重要なポイント。

睡眠もレム睡眠とノンレム睡眠の2つの睡眠の種類があるように、記憶にも短期記憶長期記憶という2種類の記憶があります。

では次に、この記憶の種類についても解説しておきましょう。

 

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記憶の種類を理解して睡眠学習による暗記をしよう

 

短期記憶というのは、短い時間しか覚えておくことのできない短期的な記憶。脳が必要でないと判断した情報は、短期記憶として記憶されます。

一方、長期記憶は、脳が必要な情報と判断し、長期間覚えておくことができる記憶のこと。短期記憶は睡眠中に長期記憶へと変えられるため、睡眠をとらなければ学習した内容を長期記憶としてインプットすることができません。

 

効率的に暗記をするには、寝る30分前に暗記をしてから寝るといいでしょう。というのも、寝る直前まで暗記していた内容は短期記憶であり、睡眠をとることによって長期記憶へと変わるから

暗記していたことを効率よく長期記憶に変えるには、寝る直前に暗記するのが効果的というわけです。

 

また、人間は眠りにつくとまず深い眠りのノンレム睡眠へと入ります。ノンレム睡眠は脳を休めるための睡眠ですが、身体は起きている状態

寝ている間に目は使うことはできませんが、耳は使うことができます。つまり、睡眠学習による暗記は、このノンレム睡眠中に耳を使って行う学習方法なのです!

 

では、どのようにして睡眠学習による暗記をしていくのか、ご紹介していきましょう。

 

睡眠学習で暗記する方法

 

睡眠学習による暗記は、まず事前準備が必要です。寝る前に聞く音声を準備する必要があるので、昼間に暗記したい内容の音声データを作りましょう。

睡眠のメカニズムでもお伝えしましたが、ノンレム睡眠とレム睡眠は90分単位で繰り返されるため、90分の音声データを日中に準備しておきます。

 

準備する音声データは、既製の音声データでもよいのですが、自分の声を録音して作るのがおすすめです。というのも、録音する時に音読することによって暗記すべきものを1度頭に入れることができるから。

また、スマホのボイスメモ等を使って録音すれば、睡眠時間以外の隙間時間にも暗記したいことを聞くことができるので、音声データを有効活用することができるでしょう。

 

日中に音声データの準備ができたら、昼寝をすることをおすすめします。というのも、こまめに記憶の整理をした方が、長期記憶として残りやすいから。

また、睡眠学習用に録音した暗記すべき内容は、寝る30分前に必ず復習してください。何度も繰り返すことによって暗記した内容が定着されることも覚えておきましょう。

 

もう一つ準備しなくてはいけないのがイヤホン。いよいよ睡眠に入るという時に、日中録音した音声データを準備し、イヤホンをして聞きながらそのまま寝てしまいましょう

こうすることによって、眠りについた最初の90分のノンレム睡眠で、暗記した内容を耳から復習することができ、続けてやってくるレム睡眠中に、暗記した内容が整理されていくのです。

 

更に、再びやってくるノンレム睡眠中に暗記した内容が長期記憶として定着していき、確実に暗記をすることができるでしょう。

「時間をかけて勉強しても、全然頭に入ってこないし覚えられられない・・・。」

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まとめ



























睡眠学習の暗記がすごい理由

・睡眠学習がすごい理由その1 身体が起きているノンレム睡眠中に暗記できる      ・睡眠学習がすごい理由その2 睡眠中に暗記した内容の復習ができる ・睡眠学習がすごい理由その3 日中暗記に使っていた時間を、他の勉強時間にできる

 

いかがでしたか?

一つ注意しなければならないのは、睡眠学習による暗記は、睡眠中に新しいことを暗記する勉強法ではなく、睡眠中に暗記したことを復習して記憶として定着させる勉強方法だということ。

 

睡眠中に確実に暗記したことを定着させ、他の学習に使える時間を増やしていきましょう!

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