社労士を目指すみなさんの一番の課題は、暗記ではないでしょうか。暗記量が多い試験としても知られている社労士試験では、短期間で多くの情報を暗記することが必要不可欠。
独学で社労士試験に合格するのに必要な勉強時間は、約1000時間と言われており、試験範囲を考えると、徹底したスケジュール管理が必要になってきます。
すなわち、暗記量の多い社労士試験の勉強では、スピードを意識して勉強しなければ合格することはできないということ。
また、社労士を目指して勉強を始めたはいいけれど、暗記量の多さに途方に暮れている人もいることでしょう。
しかし逆を返せば、暗記をマスターすることができれば、合格を勝ち取ることができるのです。
今回の記事では、暗記量に圧倒されずに確実に覚えるテクニックをご紹介していきましょう。
暗記量の多い社労士試験対策で必要なこと
結論から言ってしまうと、暗記量の多い社労士試験で最も重要なことは、綿密な学習スケジュールを立てるということ。
独学で合格するために必要な勉強時間は約1000時間。試験範囲は、択一式の試験が7科目、選択式の試験が8科目もあるのです。
隙間時間などを利用して、スピードを意識して勉強しなければ、全ての範囲の勉強を終えて試験に臨むことはできません。
例えば、10か月で合格を目指すなら、1000(時間)÷300(日)=3.3(時間)となり、1日当たり最低3.3時間の勉強時間を確保する必要があります。
社労士を目指そうと決めたら、最短で合格するには自分が1日何時間勉強すればいいのかを計算して、勉強のスケジュールを立てておきましょう。
しかし、忙しい社会人のみなさんが毎日3.3時間の勉強時間を確保するのは大変ですよね?勉強しなければいけないことはわかっていても、スケジュール通りに勉強を進めるのは難しいこともあるでしょう。
でも、時間のない中でも、大量の情報を確実に暗記する方法があるのです。では、どのような勉強の仕方をすればいいのか、ご紹介していきましょう。
暗記量にはスピードで対抗する
暗記量が多いけれど、勉強時間を確保することができないあなたがやるべきことはただ一つ。それは、全ての勉強方法において、スピードを意識すること。
暗記科目は五感を使って覚えると効率よく覚えることができると言われています。というのも、少しでも脳に刺激を与えながら勉強した方が、記憶に残りやすいから。
暗記量が多いのですから、勉強方法もなるべく疲れずに長く続けられる方法を考えなければなりません。疲れずに暗記するには、何のスピードを意識して勉強すればいいと思いますか?
はい。読むスピードを上げればいいのです。暗記とは、新しい情報を脳へインプットする作業のことですよね?
新しい情報のインプットの方法としては、「見る」「聞く」「書く」が主な方法。この中で、最も効果的な方法が「見る=読む」方法なのです。
というのも、覚えるべきことを「読む」ことによって文字から内容を理解することと、声に出しながら「読む」ことによって、耳からその情報をインプットするという2つの方法で暗記をすることができるから。
しかし、一口に「読む」と言っても、早く、そして長く記憶に残す方法で暗記しなければ、社労士試験に合格することはできません。
早く読む力である速読力を身につけることができれば、試験範囲の広い社労士試験の試験範囲を何度も読むことができるのです。
というのも、しっかりと記憶に残すためには、何度も繰り返すことが必要だから。試験当日までに何度も繰り返し読むことで、確実に暗記することができるのでしょう。
社労士試験のポイントは何度もつぶやいて暗記すること
暗記量の多さ、試験範囲の広さが社労士試験の特徴ですが、新しい情報を最も効率よく頭に入れる方法は、小声でつぶやきながら繰り返し読むということ。
大きい声を出す必要はないので、小声でつぶやきながら勉強すると効果的。さらに、耳栓をして声を出すと、骨伝導で自分の声で脳を刺激することができるので、暗記効果を高めることが可能です。
参考:暗記は音読が一番! 耳栓をして暗記効果をアップする骨伝導記憶術
ポイントは、暗記量が多いからと言って分からないことを丸暗記しようとせず、わかるようにしてから覚えること。
試験範囲の広い社労士試験では、全ての範囲を丸暗記することは不可能です。わからない用語はその都度調べたり、難しい言葉はやさしい言葉に直してから暗記すると効果的。
基礎をしっかりと固めておくことが、勉強効率を上げるためポイント。また、速読力をつけることができれば、読解力も自然と鍛えることができるので、言葉の意味を1回で理解する力をつけることもできるのです。
速読ができれば、暗記力も理解力も高めることができるため、「社労士試験の合格の秘訣は速読力」言うことができるでしょう。
まとめ
社労士試験の暗記量に勝つ方法・暗記量に勝つ方法その1 しっかりとした学習スケジュールを立てる
・暗記量に勝つ方法その2 早く読む力を鍛える
・暗記量に勝つ方法その3 何度も繰り返しつぶやいて暗記する
いかがでしたか?合格の決め手となるのはスピードを意識した勉強の仕方。早く読んで理解する力を鍛え、勉強のスピードを加速させていきましょう。
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