どんなに長い時間をかけて勉強しても、勉強が頭に入ってこない時ってありますよね。さっき解いたはずの問題なのにまた同じところでつまずいてしまって、もう一体いつになったら覚えられるんだと思うこともあるのではないでしょうか。
法律の条文をはじめ、資格試験に出てくる問題は、一度読んだだけでは理解できないような難しい文章が多いのが特徴。
勉強したことを基礎からしっかりと頭に入れることができなければ、得点につながる知識を記憶に定着させることはできません。
合格を勝ち取ることができるかどうかは、試験当日までにどれだけ効率よく試験対策ができたかで決まります。資格試験対策は、記憶に残る勉強をすることが必要不可欠。
今回の記事では、勉強しても頭に入らない原因を取り除き、暗記がしやすくなる勉強方法についてご紹介していきましょう。
勉強が頭に入ってこない原因は?
長い時間勉強しても内容が頭に入ってこないのには、必ず原因があるはず。勉強した内容が頭に入ってこない原因を取り除かなければ、勉強効率を上げることはできません。
結論から言ってしまうと、勉強したことが頭に入ってこない原因は、集中力が欠けているから。
集中力が欠けていると、勉強していても気が散ってしまい、同時にいくつものことをしようとするので、脳はどれを記憶すればいいのか迷ってしまうのです。
勉強する時間はきちんと目の前のことに集中し、どのような勉強の仕方をしたら効率よく記憶に残すことができるのかを考えること。
スマホや雑誌といった集中を妨げるようなものが周りに置いてある場合は、目につかないところに片づけておくといいでしょう。
また、周りの雑音が気になって集中できないときには、耳栓を使って勉強したり、勉強する場所を変えてみると効果的。
自分が集中して勉強できる環境を早く見つけることが、勉強効率をあげるためのポイントです。
また、クラシック音楽は集中力を高めると言われているので、勉強する時にはクラシック音楽を聞きながら勉強するといいでしょう。
もちろん、無音の方が集中できるという人もいると思うので、自分に合った集中力の高め方をみつけてみてください。
参考:暗記はクラシック音楽を聴きながらが効果的 音楽で集中力を高める方法
勉強したことを1回で覚えようとすると頭に入ってこない
勉強したことは、何度も繰り返すことによって脳の記憶に定着されます。頭に入ってこない悩みを抱えている人は、1回で覚えようとしているのではないでしょうか。
限られた時間内に覚えなければならないことがたくさんあるからといって、1回で覚えようとするのはよくありません。
というのも、何としてでも1回で覚えようとすること自体が、脳にストレスを与えてしまっているから。脳がストレスを感じると、記憶効率が落ちてしまうのです。
暗記することがたくさんあったとしても1回で覚える必要は全くありません。むしろ、1回で覚えられたからと言って復習をしないと、勉強したことを完全に頭に入れることができなくなるのです。
楽して勉強ができるようになる方法はありませんが、どうやったら効率よく勉強することができるようになるかを考えるのは重要なこと。
1回で覚えようとせずに、できないなら何度も繰り返そうというマインドが、脳にプレッシャーやストレスを与えずに学習効率を高められるのです。
脳にストレスを与えずに楽しく覚える方法についてはこちらの記事でもご紹介しているので、興味のある人は併せて読んでみてくださいね。
参考:暗記は得意?不得意? 暗記苦手は勉強法を変えれば克服できる!
勉強が頭に入ってこないのは睡眠不足が原因かも
睡眠時間を削って勉強することは、覚えたことが頭に入ってこない原因の1つ。眠い目をこすりながら勉強をしても、頭がぼーっとしてしまってなかなか勉強が進まないですよね。
勉強しなくてはいけないけれど、眠くてどうしようもないときは、仮眠を取ってから勉強すると、情報が頭に入りやすくなります。
脳も使いすぎると疲労を感じて記憶のパフォーマンスが下がってしまうため、続けて勉強せずに休憩を取ることが重要。
仮眠をとって寝すぎてしまわないように、仮眠を取る前にはコーヒーなどのカフェインを含む飲み物を飲んでから仮眠を取るといいでしょう。
というのも、カフェインの覚醒効果は、飲んでから約30分で効果が現れるため、アラームを30分後にかけてから仮眠を取ると、すっきりと目覚めることができるのです。
疲労から回復した脳は記憶のパフォーマンスも回復しているため、勉強したことが頭に入りやすい状態。睡眠をとることによって記憶も整理されているので、ストレスなく覚えることができるでしょう。
参考:暗記は仮眠をとると効果アップ!? 仮眠をとって記憶の整理をしよう
まとめ
勉強が頭に入ってこない原因・頭に入ってこない原因その1 集中力が欠けている
・頭に入ってこない原因その2 1回で覚えようとしている
・頭に入ってこない原因その3 睡眠不足で頭が働いていない
いかがでしたか?
勉強が頭に入ってこない原因を取り除き、勉強のスピードを上げていきましょう。
参考:勉強が大の苦手だった私が、国際会議に出れるほどの英語力を手にした秘密を全て話そうと思う