確実に覚えられる方法で勉強すれば、時間を効率的に使って試験対策をすることができるのですが、なかなか勉強したことが頭に入らずに苦労している人は多いのではないでしょうか。
時間を有効に使うことを考えて勉強するということは、短時間で確実に覚え、覚えたたくさんの情報を記憶からスムーズに引き出して問題を解いてくということ。
つまり、効率のいい情報のインプットとアウトプットの方法を考えた勉強をすることができれば、勉強したことを確実に記憶に残すことができるのです。
確実に覚えられる勉強の仕方として最も効果的なのは、脳に情報を詰め込みすぎないこと。「そんなことを言っても、情報を詰め込まずに勉強することなんてできないじゃないか~。」と思いますよね?
確かに、たくさんの情報を脳に入れることができなければ、問題を解くことはできませんが、たくさんの情報を脳に入れても、脳が記憶しやすい状態になっていれば全く問題ありません。
脳の記憶のパフォーマンスを最高に保つ時間を長くすることができれば、たくさんの情報を確実に覚えることができるのです。
今回の記事では、脳の特性を理解し、記憶のパフォーマンスを高める勉強方法についてご紹介していきましょう。
がんばって覚えようとしない
確実に覚える勉強法をご紹介する前に、まずは記憶に関する脳の仕組みをご紹介しておきましょう。脳はどんな状態のときに記憶しやすいのでしょうか。
結論から言ってしまうと、脳のやる気を引き出したときが、あなたの記憶のパフォーマンスが最高の状態になる瞬間。
どんなことに対しても、達成感を味わうということは、「今まで頑張ってきてよかった」「やればできるんだ」という気持ちになり、自信をつけることができますよね?
筋トレと同様に、記憶力もトレーニングすることで高めることができますが、効率よく記憶力をつけるには、脳を喜ばせる方法を身につけることができれば、確実に覚える力をつけることができるのです。
それには、どんなことに対して脳に達成感を味わわせればいいのかを考えること。やればできるという勉強に対する自信をつけるためには、明確な目標を立てることが必要です。
とはいえ、達成するまでに時間がかかる目標を掲げても気持ちが揺らいでしまうため、必ず達成できる目標を立てるといいでしょう。
ポイントは、小さな目標を毎日たてること。毎日コツコツ積み上げた小さな達成感が大きな自信となり、脳のやる気を引き出すことができるのです。
毎日達成感を味わうことによって脳のやる気が引き出せれば、確実に勉強効率を上げることができるでしょう。
確実に覚えるために必要な睡眠
脳のやる気を引き出し、確実覚える勉強を続けるためには、頭がぼーっとして思考力が低下した状態ではいけません。
勉強時間が足りないからといって徹夜で勉強したことがある人もいると思いますが、睡眠不足は脳の記憶のパフォーマンスを低下させてしまうため、かえって逆効果になってしまいます。
勉強して覚えた新しい情報は、睡眠をとることによって必要な情報である長期記憶に置き換えられ、脳内で整理された記憶の引き出しに入れられます。
そのため、睡眠時間が足りていないと、記憶の整理と定着を行う時間が取れず、結果的に何回勉強しても覚えられないという悪循環が生まれるのです。
せっかく勉強してたくさんのことを頭に入れられたと思っていても、脳内に記憶として定着させられなければ、試験本番で力を発揮することはできません。
眠い目をこすって勉強を続けるくらいなら、割り切って一度睡眠をとり、脳の疲労を回復させてから勉強するのが効果的。
夜に集中して勉強することを考慮して昼間に昼寝したり、夜どうしても長く勉強したい場合は、勉強の合間に20分ほど仮眠を取るといいでしょう。
おすすめの仮眠のとり方は、コーヒーを飲んでから仮眠を取ること。コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、その効果は飲んでから30分ほどで効いてくるので、仮眠からスッキリ目覚めることができ、脳をリフレッシュすることができるのです。
参考:暗記は仮眠をとると効果アップ!? 仮眠をとって記憶の整理をしよう
夜が苦手な人は朝方の生活に切り替えよう
夜はどうしても眠くなってしまう人は、朝早く起きて勉強するのがおすすめ。しっかりと睡眠をとって記憶のパフォーマンスが高くなった脳は、新しいことが覚えやすい状態になっています。睡眠は6時間以上とるのが理想です。
また、朝早く起きて勉強するメリットは、周りの雑音に邪魔されないということ。夜の時間は家族の生活音が気になって勉強に集中できないという人は、朝方の生活に切り替えて勉強すると、集中して覚えることができるでしょう。
苦手なことを無理にやろうとしたり、ストレスを感じる方法で勉強しても確実に覚えられる力をつけることはできません。
ストレスなく長く続けられる方法で勉強するのが、最も効率よく覚えることができる勉強法なのです。
参考:自分に合った記憶の仕方を見つけよう 認知特性の種類からの記憶タイプ診断
まとめ
確実に覚えられる勉強法・覚えられる勉強法その1 脳のやる気を引き出して勉強する
・覚えられる勉強法その2 睡眠をしっかりとって勉強する
・覚えられる勉強法その3 長続きする方法で勉強する
いかがでしたか?
ただがむしゃらに覚えようとするのではなく、脳の特性を理解して確実に覚えられる方法で勉強していきましょう。