「あー、今日も時間が足りなくて予定通りに勉強できなかった。」「早く覚える方法ってないのかなー。」
丸一日自分の時間を作ることって、なかなか難しいですよね。昼間は学校や会社、夜集中して勉強しようと思っても、昼間の疲れが出て勉強効率が上がらないこともあるのではないでしょうか。
でも、試験に受かるためには、勉強する時間がないなんて言ってられないんです。
今できることを精一杯やるのは当たり前。1点でも多く点数をとるためには、勉強したことを早く覚えて脳に定着させなければなりません。
勉強は暗記することが多いですよね。でも、暗記することが多いからと言って、時間がかかるとは限らないんです。
今回の記事では、長い文章も早く覚えられる暗記のコツをご紹介していきましょう。
早く覚えるのに効果的な方法とは?
法律の条文のような、長くて難しい文章。早く覚える方法があるといっても、文章が長いと少しハードルが高いと感じてしまいますよね。
でも、ハードルが高いからと言って、覚えることをあきらめてしまってはライバルに差をつけることはできません。
結論から言ってしまうと、長い文章を早く覚えるには、
文章をスラスラ読めるようになるまで音読すること。
まず、今自分が何を覚えようとしているのかを知ることから始めましょう。
「声に出さなくても、書いてある文章を見たら何を覚えなくちゃいけないのかわかるじゃないか。」と思いますよね?
覚えることは、声に出した方が絶対に早く覚えられます。
だって、スラスラ読めもしないのに暗記するなんて無理じゃないですか?
一度声に出して読んでつっかえてしまうところがあるなら、つっかえなくなるまで声に出して読めるようにしておきましょう。
というのも、つっかえることなく読めるように何度も繰り返すこと自体が、早く覚えることができる最も効果的な方法だから。
1回見ただけのもの、1回聞いただけのことって、時間が経つと忘れてしまいますよね?人間は忘れていく生き物なので、忘れてしまうのはしょうがないです。
でも、はじめて見たものやはじめて聞いたことがすごく印象的だったら、時間が経っても覚えていたりしませんか?
楽しかったことや悲しかったことは、長く記憶に残っているものですよね。それは、その経験があなたにとって印象的だったからなのです。
脳が長い間覚えておくことができる記憶を「長期記憶」と呼びますが、脳に印象付ける方法で覚えると、早く長期記憶を作ることができるのです。
音読という方法は、覚える文章を目で確認し、それを声に出して耳から聞くこと。これは、「視覚」と「聴覚」を使って脳を刺激していることになります。
2つの方法で刺激を受けた脳は、ただ見るだけ、聞いただけよりも早く記憶することができますよね?
さらに、長く記憶に残すためには、脳に必要な情報と判断させることが必要不可欠。例えば、命に関わるような重要な情報は、長く記憶に残ります。
でも、勉強って命に関わるような情報ではないですよね?そこで必要なことは、
脳をだますこと。
何度も同じ情報がインプットされてくると、脳に「これは必要な情報だ、覚えておかなければならない」と判断させることができるんです。
そのため、繰り返し声に出して読むことは、文章を早く正確に覚えることができる最も効果的な方法と言うことができるでしょう。
早く覚えるためには早く繰り返す
どんなに時間がなくても、何度も書いて覚えるより何度も声に出す方が簡単ですよね?何度も繰り返すなら、疲れない方法で覚えた方がいいです。
音読するときも、大きな声を出す必要はありません。むしろ、小声でつぶやいた方が喉も疲れないし、早く繰り返すことができます。
さらに、耳栓をして何度もつぶやくと、覚えるべきことが骨伝導によって脳に伝わるので、脳をさらに刺激して暗記効率が上がりますよ。
耳栓を使った暗記方法についてはこちらの記事でも紹介しているので、興味がある人は読んでみてくださいね。
→暗記は音読が一番! 耳栓をして暗記効果をアップする骨伝導記憶術
「時間をかけて勉強しても、全然頭に入ってこないし覚えられられない・・・。」
「こんなに詰め込んで勉強しても、試験本番で思い出せるか不安だ・・・。」
同じように勉強していても、記憶力にも理解力にも差が出るのは、やはり頭の良さが関係しているのでしょうか。
実はまだあまり知られていませんが、
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参考:勉強が大の苦手だった私が、国際会議に出れるほどの英語力を手にした秘密を全て話そうと思う
早く覚えるために覚えることをやめる
勉強することが多いと、どうしても早く覚えよう覚えようとしてしまいますよね?でも、学習効率を上げるには、覚える時間を増やすのは逆効果。
結論から言ってしまうと、早く覚えるためには、
覚える時間より思い出す時間をたくさん作ること。
何度も繰り返して声に出すと覚えやすいということをお伝えしましたが、インプットした情報はアウトプットできないと意味がありません。
だって、試験本番では勉強した内容を思い出しながら答案を作っていきますよね?
いくらたくさん覚えることができても、早く思い出すことができなければ使えない記憶がふえていくばかり。
もちろん、復習するときに、前にどんなことを勉強したのか思い出す時間を作ることは必要ですが、テキストやノートがなくても、頭の中で思い出すことはできますよね?
忘れる前に思い出す習慣をつけると、勉強した内容を試験当日までしっかりと覚えておくことができるでしょう。
まとめ
長い文章を早く覚える方法・早く覚える方法その1 スラスラ読めるようになるまで音読する
・早く覚える方法その2 小声で何度もつぶやいて覚える
・早く覚える方法その3 覚える時間よりも思い出す時間をたくさん作る
いかがでしたか?
脳に印象付ける方法で覚えて、思い出す時間をたくさん作るのが、早く効果的に覚えるコツです。何に時間をかけるべきか考えながら、勉強に取り組んでいきましょう!
参考:最強の記憶力トレーニング方法 効果的に記憶力を強化させる方法を徹底解説