今回の記事では、専門用語の覚え方についてお伝えしていきます。専門分野の資格試験では、難しい用語をたくさん覚えなければなりませんよね?
聞きなれない用語ばかりなので、なかなか覚えられずに苦労している人も多いのではないでしょうか。
難しいからといって後回しにしていると、勉強を思うように進めることができません。というのも、基礎を固めておかなければ、問題を解くことができないから。
専門用語や、歴史や生物といった暗記科目に出てくる用語を覚える時には、ちょっとした工夫が必要です。どのような覚え方をしたら難しい用語もすんなり暗記することができるのか、ご紹介していきましょう。
効果的な専門用語の覚え方

結論から言ってしまうと、効果的な専門用語の覚え方は、
図や資料集を使って覚えるということ。
用語の説明が参考書に書かれていたとしても、文字だけでそれを覚えようとしても頭に入ってきませんよね?
日本史や世界史の授業を受ける時に、教科書とセットで持ち歩くのが資料集。資料集には、表や写真、図と共に専門用語が載っているため、資料集は非常に役に立つのです。
というのも、人間の脳は文字からの情報は文字からだけでなく、イメージ化したものとセットで覚えると記憶に残りやすいから。
例えば、「アッピア街道」という用語が教科書に出てきたとしても、イメージがわかないとすぐに忘れてしまいそうですよね?
でも、資料集で石畳の道であるということが確認できれば、用語とイメージを関連付けて覚えることができます。
また、文字で説明してあることが分かりやすいように、図や表になっているのも資料集のいいところ。
流れを理解する時には、文字でインプットした情報を、資料集の図や表と併せて確認した方が記憶に残りやすいでしょう。
参考書を使った専門用語の覚え方

参考書には覚える内容が全て書かれているため、参考書を使った専門用語の覚え方もご紹介しておきます。参考書に出てくる専門用語は、蛍光ペンでラインを引いたり、丸で囲んだりして印をつけておきましょう。
わからない用語や専門用語に印をつけることができたら、一つ一つ丁寧にその意味を調べていきます。
ポイントは、時間がかかるからと言って後回しにしないこと。
わからない専門用語をそのままにして勉強を先に進めてしまっては、内容を完全に理解することはできません。そればかりか、さらにわからない用語が出てきて、結局最初から勉強しなければならなくなってしまいます。
初めに戻って勉強しなければならないなんて、効率が悪いですよね?どうせ覚えなければならないことなら、1つずつしっかり頭に入れていくことが一番!
具体的な方法としては、わからない用語や単語が出てきたら、用語集や辞書を使ってその意味を調べます。
重要なのは、その用語や単語の説明でさらにわからない用語が出てきたら、その意味も調べておくということ。
調べてばかりで勉強が先に進まないと思うかもしれませんが、ここで基礎を固めておくことによって、理解力が一気に深まります。
というのも、試験問題では、1つの問題につなげて関連する問題が出題されることがあるから。つながりを意識して重要な用語や単語を覚えておくこと、関連する問題を全て解くことができるのです。
わからない用語や単語はそのままにせず、きちんと理解してから勉強を先に進めていきましょう。
専門用語を覚えるノートのとり方

専門用語を覚えるには、ノートのとり方にも工夫が必要です。授業中に全て覚える努力をすることが一番ですが、授業中に調べものまでしていては授業についていけなくなってしまうもの。
暗記科目の授業でノートをとる時は、右半分を授業の内容をまとめたもの、左半分に新しく出てきた専門用語を書くといったように、ページを分けておくと効果的。
用語だけメモしておけば、後から調べて意味を追記するといいでしょう。右半分には授業の内容がまとまっているので、復習も効率よくすることができるでしょう。
授業中のノートのとり方についてはこちらの記事でもご紹介しているので、読んでみてくださいね。
→授業中に覚える方法 暗記が苦手な人が授業だけで覚える力をつける勉強法
具体的な専門用語の覚え方

専門用語の覚え方に限らず、暗記するには繰り返しが重要です。どれだけたくさんの情報を覚えたとしても、それを忘れてしまっては意味がありません。
忘れる前に思い出す訓練をして、忘れないように努力することがポイント。一度暗記できたと思っても、1時間後、3日後、10日後といったように間をあけて、まだ覚えているか確認することを習慣にするといいでしょう。
というのも、試験本番ではインプットした情報をどれだけ早くアウトプットできるかが勝負の決め手になるから。
繰り返し思い出し、確実に暗記することを目指しましょう。
まとめ
専門用語の覚え方のコツ・専門用語の覚え方その1 図や資料集を使って覚える
・専門用語の覚え方その2 わからない用語はその都度意味を確認して理解する
・専門用語の覚え方その3 授業中のノートのとり方を工夫する
いかがでしたか?
難しい専門用語も、わからないからといって後回しにせずに理解していくことが、勉強効率を上げるカギです。一度にたくさんするのではなく、毎日コツコツ身につけていきましょう。