机の横に高く重なった参考書。効率のいい暗記方法は何だろう。書く、読む、声に出すといろいろ試してはみたけど、結局どれも今一つ効果が感じられないと思ったりしていませんか?
効率のいい暗記方法を実践していれば、こんな風に思うことはないのです。あなたが今実践している暗記方法に満足できないということは、努力の方向が違っているということ。
どんなことでも初めが肝心。初めにコツをつかんでおかなければ、身につけるのに時間がかかってしまいます。
初めて自転車に乗った日のことを思い出してください。何度も転びながら練習し、乗れるようになるまでには時間がかかりましたよね?
自転車に乗るのと同じように、どんな暗記方法も繰り返し練習することが重要です。しかし、受験勉強は時間との勝負。
暗記のコツがわからないまま繰り返していては、時間ばかり過ぎていってしまいます。今回の記事では、効率よく繰り返せば必ず身になる暗記方法について、そのコツをお伝えしていきましょう。
取り組みやすい暗記方法とは?
結論から言ってしまうと、取り組みやすい暗記方法は
書くということ。
勉強と言えば、書くということが真っ先に思いつきますよね。書くという動作は、暗記するときに体を使って覚えることになるので、最も取り組みやすい暗記方法の1つです。
しかし、ただ書くことを繰り返しても、暗記力をつけることができないわけではありませんが、時間がかかってしまうもの。
あなたはなぜ暗記力を身につけたいのですか?効率よく暗記して、勉強のスピードを上げたいからですよね?
目的意識を持って書くことによって、脳はそれを必要な情報と判断し、記憶に残そうとするのです。何も考えずに書いていては、いつまでたっても暗記することはできません。
また、書くことによって早く暗記するためには、別の暗記方法を並行して実践する必要があります。つまり、書くことと組み合わせる暗記方法が、効率のいい暗記方法なのです。
では、どのように組合せれば効率よく覚える事ができるのでしょうか。
書く+見るの暗記方法
まず1つ目のおすすめの暗記方法が、「書く」+「見る」を繰り返す暗記方法。見るというのは、参考書などの覚える内容が書かれいるもののことです。
覚えるものを見たら、それを手で書いて覚えます。ただ書くのではなく、ひたすら書く!書き殴るのが書く暗記方法のポイント。
書く暗記方法のメリットは、手に暗記することを覚えさせること。そのため、間違いのないようにしっかり見ることが肝心です。
例えば英単語のスペルを覚えるとき、パッと見て覚えたつもりになってしまって、間違ったスペルの単語をひたすら書いてしまったら、間違ったスペルのまま覚えてしまいますよね?
まずじっくり見て、今から何を暗記するのを確認してから、ゆっくり正しく1回書きましょう。正しいスペルの単語を書くことができたら、あとはその単語をひたすら書くだけ。
何事も最初が肝心。ケアレスミスのないように、しっかり見て覚えてから書いて覚えましょう。
書くときには、青ペンを使うのが効果的。というのも、青色には心を落ち着かせる鎮静効果と、集中力を高める効果があるから。
青ペンを使った暗記が効果的である理由については、こちらの記事でも紹介しているので読んでみてくださいね。
→青ペンの暗記効果がすごい! 青ペン書きなぐり勉強法のやり方
書く+読む+声に出すの暗記方法
書く暗記方法のデメリットは、書くことに時間がかかってしまうということ。何回もひたすら書くことを繰り返していては、疲れてしまいますよね?
疲れる暗記方法を長く続けるのは、あまり良い勉強法とは言えません。というのも、疲れてしまってやる気がなくなってしまっては、勉強効率が下がってしまうから。
でも、一度にたくさん書かなければ疲れることもないですよね?
書く回数が少なくてすむ暗記方法は、書いたものを読んで覚える暗記方法。具体的には、暗記カードを作って覚えると、効率よく暗記することができるでしょう。
暗記カードに書くのは、重要なキーワードのみに絞ります。ここでも、しっかりと覚えるという意識を持って書くのがポイント。
一度にたくさん作るのではなく、今日覚える分だけに絞って書くと、今日は何枚暗記しなければならないのか量を確認することもできます。
毎日コツコツ隙間時間を使って何度も読み返すことで、ストレスなくたくさんの量を覚える事ができるでしょう。
また、ただ読むのだけではなく、声に出すと耳からも覚える事ことができるのでおすすめです。
効率のいい暗記方法は書いて満足せずに思い出すこと
書いたり、読んだり、声に出したりして効率のいい暗記方法で覚えることができても、忘れてしまっては意味がありません。
人間は忘れていく生き物なので、復習して覚えたことをしっかり記憶することが重要。むしろ、覚える時間よりも思い出す時間をしっかりとった方が、確実な暗記力をつけることができるのです。
また一から覚え直すことがないように、しっかりと記憶する時間をとって勉強していきましょう。
まとめ
書く+の暗記方法・書く+の暗記方法その1 覚えるべきものをしっかり見てひたすら書く
・書く+の暗記方法その2 書いたものを何度も読む
・書く+の暗記方法その3 書くことに満足せず思い出す時間を作る
いかがでしたか?
書く暗記方法は意味がないと言われることもありますが、ひたすら書くことをはじめ、読んだり声に出して繰り返すことで暗記効果が高まります。
すぐに実践できる人が、実力をつけられる人。是非試してみてくださいね。