真面目に勉強しているはずなのに、なかなか内容が頭に入ってこない人は、ノートの書き方を見直す必要があるかもしれません。
勉強ができない、なかなか暗記ができないといった悩みを抱える人は、勉強のやり方に問題がないのか考える必要があるのです。
できない原因を突き止めることができなければ、状況はいつまでたっても改善しないもの。
結論から言ってしまうと、目的に合わせてノートの書き方を変えるだけで、あなたの勉強のスピードを一気に加速させることができるのです。
あなたがまずしなければならないのは、何をノートに書くのかをはっきりさせること。そして、何のためのノートにするのか、目的を明確にする必要があるのです。
今回の記事では、勉強効率を上げるためのノートの書き方と、覚えたことが記憶に残しやすくなる方法についてご紹介していきましょう。
勉強したことが頭に入るノートの書き方とは?
何も考えずにノートに書いても、勉強したことを頭に入れることはできません。まずは、あなたがそのノートをどのように使って勉強をしていくかを明確にすることが必要なのです。
勉強とは、新しいことを覚えて知識を蓄えること。しっかりと知識として定着するためには、復習を繰り返すことが重要です。
というのも、人間の記憶は、大きく分けると短期記憶と長期記憶という2種類の記憶に分けられており、知識として定着させるには勉強したことを長期記憶にしなければならないのです。
結論から言ってしまうと、覚える必要のあることだけが書かれたノートは、勉強したことを効率よく頭に入れることができます。
授業中に黒板に書かれた内容をそのままノートに書いたり、参考書に書かれていることと同じことをノートに書いても、それは書き写しているだけで勉強したことにはなりません。
しかし、手を動かしてノートに書くという作業が、脳に勉強をしているという勘違いをさせてしまい、しっかり覚えていないのにたくさん勉強した気になってしまうのです。
乱雑な文字でノートに書いてしまって、後から見返したときに何が書いてあるのかわからなければノートに書く意味はありませんが、そのノートを使って勉強するのはあなただけ。
でれば、あなたが読める文字で書かれていればいいのです。後は覚えることが書かれているノートを見たり、声に出して読んだりしてしっかり記憶に定着させていきましょう。
参考:最強の暗記ノートの作り方 暗記用ノートはルーズリーフにまとめるのがおすすめ
ノートに書くときに意識すべきこと
効率よく頭に入れるには時間を意識して勉強することが必要不可欠。ノートを書くときも、無駄を省いた書き方を意識しなければなりません。
例えば、覚えなければならない図や表などがあったとしても、それを書き写すのは時間の無駄。というのも、書き写さなくても教科書や資料集を見た方が、書き写すよりも正確で見やすいから。
書き写さなくても、「教科書の何ページにある図を覚える」というメモや、「資料集の何ページの写真は頭に入れておく」といったメモをノートに書いておけば、かなりの時間を節約することができます。
また、注意しておかなければならないところには、黄色の蛍光ペンでハイライトしておくといいでしょう。黄色は知性を刺激し、やる気と理解力を高めてくれる色と言われているので、目的に合った色の蛍光ペンを使ってノートを取ると効果的です。
参考:暗記に赤系の蛍光ペンを使うのはNG 勉強効率を上げる色ペンの使い方
ノートに書くときは情報を整理して書く
自分が分かるように書けばいいとはいっても、いろんな情報があちこちに散らばったのノートの書き方はよくありません。
というのも、ある程度関連する情報がまとまっているノートの方が、効率よく勉強したことを頭に入れることができるから。
重要な単語だけ書くだけなら、ノートに書くよりも暗記カードに書いて覚えた方が効率的。ノートにまとめるときには、短い文章を箇条書きのような形で書いておくと覚えやすいでしょう。
長い文章がずらずら書かれていても、その文章を覚えなくてはいけないと思うだけでストレスを感じてしまいますよね?
でも、短い文章を組合せて覚えるようにすれば、頭に入りやすくなるのです。ポイントは、しっかり理解してから自分の言葉でノートに書くこと。
自分の言葉でまとめられたことは記憶にも残りやすいので、完全に理解できてからノートに書くと、しっかりと記憶に定着させることができるでしょう。
また、書かないと覚えられないという人は、書いて覚えるためのノートを別に1冊用意して、何度も書いて覚えると効果的。
ノートに書くときには、青ペンを使って書くと集中力を高めることができるでしょう。
参考:青ペンの暗記効果がすごい! 青ペン書きなぐり勉強法のやり方
まとめ
頭に入るノートの書き方・頭に入るノートの書き方その1 ノートに書く目的をはっきりさせる
・頭に入るノートの書き方その2 覚えることのみをノートに書く
・頭に入るノートの書き方その3 覚えることを整理してからノートに書く
いかがでしたか?
書くという作業は脳を刺激するため、黙読よりも記憶に残りやすいのです。勉強したことを頭に入れやすいノートを作り、勉強のスピードを加速させていきましょう!